2023年9月10日(日)、拓殖大学・国際学部茂木創ゼミナールに所属する成田響子さん、森田真由さん(ともに3年)は、モンゴル・ウランバートル市内にある国立モンゴル科学技術大学で行われたコメ粉の販促イベントに、JAはぐくみ(高崎市)さん、農家さんらとともに参加しました。学生たちはこのイベントを行うために、今年2月に現地を事前訪問し、準備を重ねてきました。 事前訪問でお会いしたバーサンダシュ教授に迎えられ、食品加工がご専門のオドバヤル准教授の指導される学生とともに、コメ粉を用いた団子、パン、羊肉の餃子、ピザ、牛乳とコメ粉とナッツのデザート、などを作り、コメ粉の可能性について議論しました。
国立モンゴル科学技術大学は11の学部をもつ総合大学で、モンゴルでは国立モンゴル大学と双璧をなす名門大学です。 イベントの様子は、国立モンゴル科学技術大学のホームページにも大きく取り上げられました。 国際学部では、学生時代から国際連携というスケールの大きなプロジェクトに携われます。それが国際学部の魅力の一つでもあります。
【イベントに参加して】
成田響子さん(国際学科3年/埼玉県立松山女子高等学校出身)
今回のイベントを通して、相手を「思いやる」ことの大切さを感じました。私は2月の厳冬期に初めてモンゴルを訪れました。このときの体験をもとに、この環境下で暮らすモンゴルの人々が欲しいと思う料理は何かについて考えました。日本人の私が「モンゴル」を視点に置いて考えたコメ粉料理を、モンゴルの皆さんに食べてもらえたのはとても嬉しかったです。モンゴル科学技術大学の先生、学生たち、JAと農家の皆さんと協力し、今回の企画を成功させることができ、大変嬉しく思います。
森田真由さん(国際学科3年/茨城県立水戸第二高等学校出身)
昨年実施したゼミの群馬研修からこのイベントに向けて準備をしてきました。その研修では、JAさんとコメ粉の活用方法について意見交換を行い、それを踏まえてモンゴル人の味覚に合う調理法を検討しました。群馬研修では、モンゴル渡航歴のある山崎松恵後援会長にお会いする機会も得られ、拓殖大学の建学理念について伺うことができました。それはこのプロジェクトに参加する責任の重さと喜びを再確認する良い経験となりました。 米を主食にしないモンゴルにコメ粉を普及させることは大変難しいと感じますが、今回のイベントを通じ、日本とモンゴルの将来が希望に満ちたものになればと思います。
■国立モンゴル科学技術大学ホームページ
https://must.edu.mn/mn/news/10982