REPORT

南浅川の水辺活用提案発表会を開催

2024年2月1日

拓殖大学は八王子市と包括連携協定を締結しており、地域の活性化や課題解決、教育や研究での連携した取り組みを行っています。八王子は多摩川に注ぐ16の一級河川の源流を有する都市であり、八王子市では水辺空間を活用する取り組みを進めています。そこで、工学部デザイン学科「ソーシャルデザイン・演習」の演習課題として南浅川を舞台に人々が水辺に滞留する空間づくりを設定しました。2023年11月9日には、浅川河川敷広場をスタートし、多賀公園から都立陵南公園までの南浅川沿いを歩きながら河川空間の現状を調査しました。その結果を踏まえ、学生が一人1テーマで取り組んだ企画を立案しました。
2024年1月18日、八王子市水環境整備課職員を招いて発表会を開催しました。川の歴史を学ぶイベントやヨガ体験、映画祭やテントサウナなど、幅広い提案があり、市職員から発表ひとつひとつに講評をもらいました。八王子市の取組の一つである「水のまちづくり」でのイベント企画に際し参考にされるとのことです。また、今後も河川空間の有効活用の活動を継続していく予定です。

■参加学生のコメント
佐藤 日和梨(デザイン学科2年/東京都・拓殖大学第一高等学校出身)
私が提案したのは笹舟を使ったレース形式のイベントです。質疑応答では、「参加費用が抑えられ、ターゲットである小学生たちにも気軽に参加してもらえる」とコメントを頂くことができ、自分の提案に自信を持つことができました。また,「笹舟の作り方を知らない人へのアプローチはどんなことを考えているのか」という指摘があり、広報や告知の方法も考える必要があることがわかりました。企画の立案では、先生や友達との意見交換の中でアイデアが生まれ、改善を繰り返して、実現するプロセスを体験し学ぶことができました。公開プレゼンテーションでの発表は初めての経験で、とても緊張しましたが、貴重な経験ができたと有難く感じています。残りの大学生活で更に経験を積みたいと思っています。

八王子市と包括連携協定を締結 地域の活性化や教育の研究・充実を推進
https://www.takushoku-u.ac.jp/newsportal/summary/summary_170724_13646.html

南浅川の水辺活用に向けて現地調査を実施しました
https://www.takushoku-u.ac.jp/newsportal/cat799/cat799_231211_19207.html